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スクーデリア・フェラーリ・マールボロ

スクーデリア・フェラーリ・マールボロ

イタリアGPのスタンドを、チームカラーの赤一色に染めるカリスマチーム。イタリアンレッドは、世界中のF1ファンにとって情熱の象徴だ。

カリスマ・チームは思想からして他とは一線を画している。通常、自動車メーカーがF1に参加するのは、宣伝のためというのが相場。技術研鑽のためという理由を上げるメーカーもあるが、フェラーリは、「F1を戦う資金調達のために生産車を売っている」、と言われる。

フェラーリはF1の記録を全部持っている、と言ってもいい。1999年以降のあまりの強さは、規則がフェラーリの言いなり、とまで言われ、“フェラーリ退屈症候群”という言葉も生んで、当時はF1を存亡の危機に陥らせているとの声も。

この強さは、フェラーリの代名詞だったミハエル・シューマッハが引退しても変わらなかった。ミハエル不在の最初のシーズンだった2007年、ミハエルがいなくてもフェラーリが強いことをライコネンとマッサが証明したが、今年は昨年の怪我から回復したフェリペ・マッサと、最強伝説を持つスペインの英雄フェルナンド・アロンソという布陣で戦う。

本拠地 イタリア - マラネロ
チーム代表 ステファノ・ドメニカリ
ドライバー F.マッサ / F.アロンソ
シャシー F10
エンジン フェラーリ056
参戦 1950年
公式サイト http://www.ferrari.com/

Felipe Massa

フェリペ・マッサ


昨年のハンガリーGPの予選で、前を走るマシンから脱落したスプリングがヘルメット越しに頭部に直撃した事故で、2009年のそれ以降のGPに出場することはなかった。しかし、2010年の復活を目指してリハビリを続け、人並みはずれた回復力で完全復活を果たし、今シーズンもフェラーリのドライバーとして無事に復帰した。

少なくとも、日本に比べて自動車産業は見劣りするにも関わらず、“F1ドライバー産出国”として名高いブラジル。マッサは、1972年にブラジル人として初めてワールドチャンピオンを奪ったエマーソン・フィティパルディから連綿と続くF1ドライバー系図の末っ子だ。

25歳で史上最年少ワールド・チャンピオンになったフィティパルディに触発されてネルソン・ピケが育ち、それをアイルトン・セナが追い、ルーベンス・バリチェロを経由してマッサにつながる。ちなみに、ブラジル人は、一般人でも自分は世界一運転が巧いと思っているが、当然、F1ドライバーもその例に漏れない。マッサも人懐っこい童顔とは裏腹の果敢なレースをすることで知られる。

出身国 ブラジル
参戦 2002年
カーナンバー 7
タイトル 0
誕生日 1981年4月25日
公式サイト http://www.felipemassa.com/

Fernando Alonso

フェルナンド・アロンソ


2歳からカートに乗り始め(!)、2001年、19歳でF1デビュー。戦闘力の低いミナルディに乗った時から、太い眉とともに、その卓越したブレーキ・テクニックや、何事にも動じない態度は闘牛の国スペインの闘牛士を思わせる。2003年ハンガリーGPの優勝がスペインのF1熱に油を注いだ。

2009年は昨年に引き続き、ルノーのドライバーとして活躍したが、アロンソが2005年から2年連続でタイトルを獲得していたころのような戦闘力はすでになく、元チャンピオンも3位が最高位となる結果に。2010年からは、キミ・ライコネンの後任として念願のフェラーリのドライバーに就任した。

2005年にアロンソがスペイン人として初タイトルを決めた瞬間、それまで人気の低かったスペインのF1熱に火がついた。連続タイトルを奪い、マクラーレンに移籍したアロンソがさらに話題を集めて注目され、スペインでのF1は、バイクレースと並ぶ確固たるポジションを築くことになった。今年のフィーバーぶりはさらに激しくなり、テスト会場のバレンシア、ヘレス、バルセロナには、平日にも関わらずファンが押し寄せて熱い声援を送った。

出身国 スペイン
参戦 2001年
カーナンバー 8
タイトル 2
誕生日 1981年7月29日
公式サイト http://www.fernandoalonso.com/

illustration:Shuuichi Furuoka(Machine) / Satoru Morooka(Drivre) / ICEMAN(Helmet)

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