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2009年12月 6日
「トヨタがF1撤退に至った理由」というある内部証言(3/4)

◆最近ヨーロッパで囁かれていること
では、資金の問題ではない、とすると、何のために撤退したのか? 「トヨタも節制している、という世間へのポーズか、本当に見識がない人の結論か、あるいは、その両方か。3カ月も悩んだ挙句の決定とのことなので、単純な理由ではなかったことは理解したとして、本当に、現地の状況や、F1の内情やトヨタが置かれた立場を理解した上での結論とは思えない」、とある証言は無念を伝えている。

トヨタが撤退を表明した後に、「トヨタはF1チームを殺した初めてのメーカーである」と、言う声が聞かれている。

ある証言は、「これまで様々な自動車メーカーがF1に参入し、撤退していったが、それぞれ紳士的な撤退を行った。チームそのものを殺し、大量にチーム員を解雇した、こんな撤退はトヨタが初めてだ。ヨーロッパでは、今回のトヨタの自己中心的で幼稚な撤退は驚きの目で見られている」とショッキングな情況を伝えてい る。

証言は続ける。「現地感覚がない人達の決定としか思えない今回の決定で、トヨタがヨーロッパの地で失った信頼の回復は、非常に難しいだろう。トヨタと一緒にFOTAとして経費節減に向けて戦ってきたフェラーリのモンテゼモロ会長さえ、激怒していたという」。

トヨタは単に、F1の看板を降ろしたかっただけだろうか。証言は、この疑問に、「おそらくそれが真意だろうが、もっと大人の対応ができたハズ」と答えている。

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トヨタがやめてもF1は健在。

大人の対応とは、「MBO(マネジメント・バイアウト)でもいいし、TMGから他チームに参戦権を譲渡し、F1の技術や部品供与を続けるという形で、雇用を確保しつつ、実質的な参戦を継続すること」などである。

そしてこうも続けている。「ましてや、10年に一度、あるいは、20年に一度出てくるかどうかの、逸材カムイ(小林可夢偉)がやっと育ってきた時期に。カムイが、日本の車、日本のチームで、F1で優勝したら、トヨタなどという、狭い範囲ではなく、日本のモータスポーツ界が大きく変わっていた可能性がある。アイススケートの真央ちゃんやゴルフの遼君のように、国民の関心をモータスポーツに向けられたかもしれない。こんなビッグチャンスを、トヨタは、みすみす潰 してしまった」。

(つづく)

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