STINGER HOME / Clockwork KAMUI / 2010 / ベルギーGP / 【ベルギーGP(日)】◆「とりあえず、予選のミスは取り返しました」
Come in KAMUI! 可夢偉応援団
待ってろF1! ニッポンから可夢偉が行くぞ!!
ベルギーGP
- < 前の記事へ
- |
- ベルギーGP 一覧へ
- |
- 次の記事へ >
2010年8月30日
【ベルギーGP(日)】◆「とりあえず、予選のミスは取り返しました」

人間は誰しもミスを犯せば失った分を取り戻そうと必死になる。それが冷静な判断力を鈍らせ、逆効果を生むことがある。ミスを犯さずとも、目の前に大きな獲物があれば欲が湧き、平常心を失おうというものだ。「われ、いまだ木鶏たりえず」と語ったのは70連勝を逃した双葉山だが、2位の座を得ようとしてすべてを失ったS.フェッテルは何を語るだろうか。アロンソは、もらい事故で順位を落としたことに腹を立て、失ったポジションを取り戻そうと焦ったのだろうか。
失敗したあと、いかに素早く精神的にリカバリーするかが大事。フェッテルとアロンソが、それを分かりやすく証明してみせた。スタートを失敗したウェバーは、ずるずると負の連鎖にはまり込まず、精神的な立ち直りを見せた。立ち直る時間が長い分だけ有利だったと言えるかもしれないが、チームのミスだけでなく自分の判断ミスもあって予選順位を大きく落としたザウバーと小林可夢偉は、前日とは打って変わり、両者ともに冷静な判断力と正確な動きを見せた。
「決断は早いが考えが浅い人もいれば、決断は遅くとも考えが深い人もいて、その中間もいる。それをチームとしてどうコントロールするか」「誰かの判断の良し悪しを問うのではなく、全体で反省することが大切」「その場のホットなメンタリティで議論するのではなく、落ち着いたところで冷静に判断をし、実行することが大切」とは、あるレース関係者の弁である。ザウバーは、うまく立て直した。
いくら優秀なハードウェアを持っていようとも、チームとドライバーがそれを上手に使わなければ結果に結びつかない。そのいい例が今回のレッドブルとフェッテルだったし、対照的だったのがザウバーと可夢偉だった。ハードウェアのハンデをチームの組織力とドライバー個人の力で跳ね返したのだ。
3周目にセーフティ・カーが導入されたと知るや否や、チームは素早く、思慮深い判断を下した。可夢偉をピットに呼び戻し(降り出した雨が強くなる可能性があったにもかかわらず)、ドライタイヤを装着してコースに戻したのだ。これで、タイヤ交換の義務を果たしたことになる。以後、レースがドライのまま進行すれば、タイヤ交換を効率良く行ったぶん、ポジション争いで有利に作用するはずだった。レース終盤に雨が降ったため、タイヤ交換を残していたメルセデスの2台が命拾いをすることになったが、ザウバーが即断した思慮深いギャンブルは成功したと言えるだろう。
可夢偉のクレバーな走りも光った。30周を過ぎたあたりで迫り来るアロンソを相手に見せた、巧みなブロックだ。タイヤ交換を早い段階に行っていた可夢偉の方がツライ状況だったが、アロンソに追撃を諦めさせた。
スパ‐フランコルシャンで入賞した日本人ドライバーが、1987年の中嶋悟以来、23年ぶりに出現。可夢偉は「とりあえず、予選のミスは取り返した」と、さらっと言ってのけた。もみくちゃにされてもおかしくないスパ・ウェザーを何ごともなかったかのように切り抜け、今季5度目の入賞。V.ペトロフ(ルノー)を抜いて、ドライバーズ・チャンピオンシップの12位に浮上、新人レギュラー・ドライバーの中でトップに立った。
[世良耕太 Kota Sera]
順位 08位
ラップ数 タイム
01 14:05:36
02 2:24.079【PIT】
03 3:03.470
04 2:03.139
05 1:56.871
06 1:53.912
07 1:53.073
08 1:53.099
09 1:53.844
10 1:53.573
11 1:54.730
12 1:54.373
13 1:54.333
14 1:54.918
15 1:55.152
16 1:54.815
17 1:53.850
18 1:53.625
19 1:54.764
20 1:54.333
21 1:53.050
22 1:52.656
23 1:53.814
24 1:52.831
25 1:53.237
26 1:52.389
27 1:52.430
28 1:52.986
29 1:51.749
30 1:53.138
31 1:52.041
32 1:51.879
33 1:53.103
34 2:04.075【PIT】
35 2:18.571
36 2:01.289
37 2:02.542
38 2:10.042
39 2:46.847
40 3:08.001
42 2:04.364
43 2:02.801
44 2:01.412
最速タイム 1:51.749
レース中のセクター別ベストタイム
順位 セクター タイム
14位 セクター1 32.359
12位 セクター2 49.638
09位 セクター3 29.688
レース中のセクター別最高速
順位 セクター タイム
03位 セクター1 322.0km/h
09位 セクター2 194.0km/h
14位 セクター3 211.4km/h
レース中の最高速
順位 最高速度 計測時間
11位 300.6km/h 14:28:42
- < 前の記事へ
- |
- ベルギーGP 一覧へ
- |
- 次の記事へ >
STINGER HOME / Clockwork KAMUI / 2010 / ベルギーGP / 【ベルギーGP(日)】◆「とりあえず、予選のミスは取り返しました」

