F1興味津々/菰田潔

日本人ドライバー

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2010年8月23日

久しぶりで、初めてのレース

先月の話なんですけど・・・・。

7月19日に袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されたJEVRA(日本電気自動車レース協会)主催のEVレースにドライバーとして出場した。4輪の電気自動車(EV)のみが出場できるレースである。

ボクがエントリーしたのは三菱 i-MiEV。モータージャーナリストの職権乱用で三菱自動車の広報車をお借りした。つまりまったくのノーマル。

ということで、今回は10数年ぶりのレース出場で、初めてのEVレース出場だったのだ。

練習走行15分、予選3~4Laps(1台ずつ)タイム計測を1周か2周、そして充電時間を与えられて午後から決勝は21Lapsというスケジュール。

今回EVレースに出場して、走り方、充電の仕方、さまざまな問題点が判ってきた。

走り方はライン取りで距離を短くすることが有効だったこと。それほどハイスピードではないから大きく外から回り込まない。さらに加速のために電気を使ってしまうからコーナリングスピードは落とさないように走ること。ハイスピードテクニックではなく、サーキットでエコドライブテクニックが必要なのだ。

充電は時間がかかることを実感した。ガソリンを給油するのと違い、ジワジワバッテリー残量計が上がるのを待つもどかしさ。予選を終えてすぐに給電所に行き接続したが、満タン(?)になる前に決勝レースのスターティンググリッドに並ばなくてはならなかった。そもそも15分の練習走行で走り過ぎたのが電気残量を減らしたのが失敗だったことにあとから気が付いた。

EVの問題点のひとつが温度だった。当日は気温が高くEVレースには適していなかったともいえるが、ガソリンエンジンのレースでは考えられないことが結構起こっていた。バッテリーもモーターも温度が高くなるとその機能を発揮できなくなるらしく、優勝したテスラはバッテリーの温度が高いときは充電ができないでいた。テスラもデモ走行したMINI Eも暑い中で全開走行すると2周もたずに温度が上がってのろのろ運転になってしまうのだ。

その点、市販している三菱 i-MiEVは熱によるトラブルが無かったのは大したものだと思った。テスラも一応市販しているのだが、そういった対策は日本の会社の方が優れているのだろう。

満タン(?)ではない状態でスタートした決勝レースだが、11周を経過した時点で残量は半分だった。直線では積極的にスリップストリームを使ってエネルギーを節約した効果があったのか。

これはいけるとそのままのペースで4位争いをしながら走っていた。しかし残量計の残りの半分は減るのが早かった。残量のバーが最後の1本までなくなって、カメさんマークが出た。カメさんが出てからも遅くなりながらも2周は走れると想定していたので、ペースを落として5位に甘んじながらもなんとか21周まで走れるつもりでいた。

ところが21周終了だとピットから知らされていた周は、実はまだ20周終了だったのだ。フィニッシュラインでチェッカーは振られず、首をひねりながら走っていると、i-MiEVは止まってしまった。

ということでチェッカーを受けないために、競技規則により残念ながら最下位になってしまった。

つぎの11月6日、7日の岡山での第2回EVレースでのリベンジを誓う。

http://jevra.jp/

youtubeの動画もここから見られます。

 

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