F1に燃え、ゴルフに泣く日々。/山口正己

本日の山口正己

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2009年10月31日

グロッグがアブダビに来た理由

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ニキ・ラウダに負傷の状況を聞かれて、"すっかりいいです"と答えるT.グロック。それより気になるのは来年のトヨタだ。

◆最終戦のアブダビGPの舞台をトヨタF1チームのティモ・グロッグが訪れた。怪我の治癒に集中するためにブラジルに続いて最終戦を欠場して小林可夢偉に交代したが、ちょっと心配になった?

◆心配といえば、トヨタの来年である。二人のドライバー(ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロッグ)のどちらとも契約を更新していない。さらに最近になって、交渉中と言われたキミ・ライコネンが、「トヨタは選択肢にない」とコメントしたことで、"ある噂"の信憑性が高まっている。

◆ある噂とは、いまシーズン一杯で、ホンダ、BMWの尻馬に乗ってF1撤退をする、ということだ。プレスルームで聞かれる陰口は、「日本は人真似が上手だからね」。

◆トヨタの2010年が見えないなら、他のチームとの交渉をしなければならない。だからグロッグはアブダビに姿を見せたのかも。オイオイ、である。

◆中嶋一貴と小林可夢偉の組み合わせで戦えば、国内外に多くの話題を提供できる。経済不況の中で、ワールドチャンピオンの肩書を持つライコネンより遥かに安いから経済的にも大きく貢献できる。一石二鳥とはこのことだ。

◆さらにホンダができなかった"日本人による日本チームで日の丸と君が代"という夢をみることができる。もちろんあくまで"夢"の話だが、それをやるかどうかは、トヨタ次第。そもそも、トヨタがF1に参戦した理由は、夢を見させる会社であることを証明したかったのではないか。

◆だが問題は、そのトヨタの責任者が"誰だかわからない"ことだ。日本の企業は、いつから無責任集団になったのだろうか。


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