F1に燃え、ゴルフに泣く日々。/山口正己

本日の山口正己

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2010年1月 9日

イマジネーション

◆女房と日の出のイオンモールへ。ショッピッグセンターは今ではめずらしくないが、日本の郊外にアメリカみたいな広い駐車場のついたでかいショッピングモールができたのは、いつからだろうか。そういえば、ヴァレンシアにもあったし、ドイツのフランクフルト郊外のハーン空港の近くの野っ原のなかにもあった。世界中がアメリカになっているのか。

スロットカーレースに正式エントリーが認められた。早くも緊張している(笑)。しかし、欲張りの私は、スロットカーが大の苦手なのである。欲張りなので、ゆっくりコーナリングする気がない。したがって、1周できるか心配です(笑)。

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ここに並ぶ、と思っただけでチビリそうだ(笑)。

◆鮒子田さんからメールで、"フェンスにかじりついて見ていた山口少年"と冷やかされた。なんだかくすぐった嬉しい表現だ。というか、この当時の気持ちを忘れちゃいかんな、と。パスをもらってパドックに入れて、プレスルームにいられることを特権と思い込んで、大事なことを忘れている可能性がある。

◆もう、20年ほど前だったと思うが、ルマン24時間でフェラーリの監督をやったことがあるイタリアの重鎮ジャーナリストの故フランコ・リニさんに、こんなことを言われた。場所は、モンツァのプレスルーム。セッション中にモニターを見上げていると、後ろからフランコが私の肩を揉みながら、"マサミ、オマエはいいなぁ、データがたくさんあって"と一言。かすかにバツが悪かった。それは、こんなところで見てちゃダメだ、というやさしいサジェッションだとわかったからだ。

◆フランコは、ミッレ・ミリアの昔話をしてくれた。街中を1台ずつタイトル通り1000マイル走り抜くレースだ。「1950年代のミレミリアはな」。フランコは話を始めた。「情報はラジオだけさ。でも、断片的な情報だからこそいろいろ想像して、頭の中はフェラーリがどうなったかということではち切れそうだ。そういう状況の時に、家の前を真っ赤なフェラーリがバッキューンと駆け抜けるのだよ」。要するに、大切なのはデータじゃなくてイマジネーションだ、というのがフランコの教えなのだった。

◆危うく"金網にかじりついて見ていた"純なマインドを忘れるところだった。人生は、いつもいいところで誰かが救ってくれる、ということで。鮒子田さん、ありがとうございますm(__)m。



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