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少年カート教室
少年カート教室と聞いて・・・
「なんだそりゃ?」とか「レーシングな響きが希薄だ!」とか感じられるのではないでしょうか。
私が放漫経営をしておりますミニサーキットで不定期的に開催しておるイベントなのですが、告知は一切無しというイベントでしかも主催者は地元警察署の少年課なんです。
中学生で、「ちょこっと元気の良すぎる子」か「家の外に出る元気の少ない子」を対象としておりまして、内容は座学(モータースポーツって何?、命を賭けるレーサーはいない、レンタルカートの仕組み等)30分、実技(レンタルカート乗り放題)90分の計2時間。実技の最後には警察官+学校の先生+生徒でレースの真似事などもやったりします。
【教室の様子】
1、ちょこっと元気の良すぎる子の場合
最初は、眼光鋭く「ケッ、かったりぃ~~なぁ、しょうがねぇからきてやったんだぜぇ」見たいな感じだが、レンタルカートには興味津々なのでがまんしている。レースの色々なことを彼らの反応を見ながら話していくと少し落ち着いてくる。特に私が救急車で8回病院に搬送された話や高校に4年通った話あたりから笑いも出てきてすこし穏やかな表情も出てくる。
実技では、最初の頃驚いたのだが、外見と裏腹に「たとえレンタルカートといえども危険が伴うから、自分勝手な運転は禁物」「一緒に走行する仲間にも気を配れ」といったことを忠実に守る。きっと彼らは、無免許バイク運転でさまざまな経験をつんでいる(危険を知っている)のが役立っているのかな?なんて思ってみたりもする。
走行が終わるたびに、個別に生徒に近づき耳元で囁く「君はなかなか良い才能を持っている。」とか「こうすればもう1秒速くなれるよ。」
ここら辺になると、講師の私をすでに認知してくれてる雰囲気がでてきて最後の模擬レースが終わる頃には普通の少年の笑顔を見ることができます。
2、家の外に出る元気の少ない子の場合
いわゆる不登校といわれる子供たち(もっともサーキットまで出てこられる子は、まだ社会に適応できる可能性大なのですが。)です。当日ドタキャンがあったり、サーキットまで来たものの教室には参加できなかったりします。顔の表情は無表情に近く、笑顔はなかなか見ることができません。
この子供たちに私の話(結構支離滅裂)を聞いてもらうのはたいへんです。鈴鹿サーキットで16万人のお客さんに実況放送を聞いてもらうより緊張します。
つかみも無反応、なかみも無反応、笑顔なし、・・・もう、MC歴30年のおじさんのプライドはずたずたになっちゃいます。それでも何とか実技に持っていくのです。
実技に入ると、カートに乗ってエンジンがかかると、さっきまで無表情に見えた顔つきが変わります。たぶん生まれて初めて原動機のついたカート(遊園地のカートは別)に乗って、頭の中のにあるなにかの回路に繋がったというか今まで使ったことの無いスイッチが入ったという表情です。
走行が終わるたびに、個別に生徒に近づき耳元で囁く「君はなかなか良い才能を持っている。」とか「こうすればもう1秒速くなれるよ。」すると笑顔がでてきます。
5分間の走行を何回か繰り返し、実技が終わると「爽快感」や「充実感」を感じるそうです。表情もはじめと比べるとずいぶん豊かになっています。
さて、私のできることはここまで。私は教育者ではありませんので、ここから先、彼らをどうこうするすべを知りません。
ただいえることは、、「ちょこっと元気の良すぎる子」や「家の外に出る元気の少ない子」にモータースポーツというものが役に立てる素材のひとつであろう、ということです。
サーキットを開業するとき、世間の皆様にサーキットの存在意義を理解してもらうのに少しばかり苦労しましたが、モータースポーツが社会性を持たなければ理解されにくいことも痛感しました。こんな思いもあって少年カート教室をはじめた次第です。
でも、この少年たちに教えられることは多いです。そんな話はまた別の機会に。
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これ↓最高だがや!
・・・
今まで使ったことの無いスイッチが入ったという表情です。
・・・
こういうことを感じてもらえる場を提供できるところ。おまかせさんは、ず~っと前から同じ立場にいるなぁ、と感心しつつ、その知り合いってことだけでこっちまで嬉しくてかんわ。
来年、業界対決幸田サーキット版、やりましょうか。いや、子供カート教室にレーサーに参加してもらうだけでもいいかも。みんなとえりゃ~喜んで協力してくれるとおもいますよ!